皆様こんにちは！
神戸市灘区弓木町に事務所を構えます株式会社リフォーム事業部のブログ担当、佐藤です！
少し投稿が空いてしまった…と思っていたらもう春真っ盛りで随分と暖かくなってきましたね☀
息もつけない内に、梅雨☂がやってまいりますので、一層気合を入れて仕事にあたって参ります！
さて、今回は前回のグリーン住宅ポイント制度の続き、④バリアフリー改修工事についてのお話です。
用語として定着して随分と浸透しているバリアフリーですが、その言葉通り障害(バリア-Barrier)がない(フリー-free)を意味する言葉で、公共施設以外でもコンビニや各種お店などで取り組みが進み、段差解消や手すり、点字によるサポートや車椅子用トイレの設置など、様々な形で取り入れられています。
今回のグリーン住宅ポイントではご自宅内で施工される次の5つの工事が対象となります。
Ⅰ.手すりの設置
Ⅱ.段差解消
Ⅲ.廊下幅員等の拡張
Ⅳ.ホームエレベーターの新設
Ⅴ.衝撃緩和畳の設置
なお、今回ご案内するバリアフリー改修工事は、今まで紹介してきた①エコ住宅設備の設置②開口部の断熱改修工事③外壁・屋根・天井又は床の断熱改修の工事と組み合わされないとポイントの発行対象となりませんのでご注意ください。あくまでの今回の制度は環境負担を軽減するためのリフォームを主に対象としている、ということですね。
その点確認できましたら、それぞれ簡単に見ていきましょう♪
Ⅰ.手すりの設置
今回取り上げられている工事の中で最も検討しやすい工事だと思います。
トイレやお風呂等で立ち上がりの補助をする手すりや、廊下でつかまり歩きする為の手すりを設置する工事がこれに該当します。
上の写真はご高齢の女性がお一人でお住まいのマンションで、玄関の立ち上がり補助手すりと玄関からリビングまで歩行補助用の手すりを設置したときの写真です。合計で4ｍほどの施工で、この工程の工期は1日で完了し、お客様の費用負担も工賃込み約6万円程度で施工できました。
手すり工事に関しては、対象商品を事務局が指定しておらず、お客様の好きな商品で施工しても対象工事となりますが、安全のために商品の耐荷重などの性能や、取付部位の下地の状態、取り付け高さは必ずチェックしましょう。
この工事では、１戸あたり5,000ポイントが発行されます。
Ⅱ.段差解消
トイレや浴室などと廊下などとの段差を、敷居を低くしたり、床のかさ上げやスロープ(坂道)の設置などで解消する工事です。
ご高齢者や障害を持った方々ですと小さな段差でも多大なストレスや大きな不便になる場合があります。
施工方法は幅広く検討可能で、ご自宅の状況によっては簡単に施工可能な場合もあります。ご検討されている方は一度現場をお見せいただくか、LINEなどで写真をお送りいただけると素早く対応可能です。📷
この工事では、施工方法を問わず、１戸あたり6,000ポイントが発行されます。
Ⅲ.廊下幅員等の拡張
通路の幅員を概ね750mm以上(浴室の開口部は概ね600mm以上)、に改修する工事です。
これにより、介助用車椅子での移動がスムーズになります。
基本的には壁を一部取り壊すことになるため、同時に間取りの見直しが必要になることが多いです。住宅の作り方によっては壁の取り壊しができない場合がありますので、入念な打ち合わせが必要です。
この工事では、１戸あたり28,000ポイントが発行されます。
Ⅳ.ホームエレベーターの新設
高齢者や障害のある方の階段での移動負担を軽減するために、家庭用の比較的小型のエレベーターを設置する工事です。住宅全体の構造に大きく影響し、設置出来るかどうかはもともとの住宅の建て方をよく調べることが必要ですが、階段の移設や使っていない収納スペースを利用して設置可能な場合があります。
一定の条件を満たす住宅以外にエレベーターを設置する工事は確認申請が必要です。建築士とご相談のうえ工事を進めていきましょう。安全のために定期点検も必ず受けましょう！
事務局が登録している商品を使用した工事で、１戸あたり150,000ポイントが発行されます。
Ⅴ.衝撃緩和畳の設置
従来の畳と比較して、歩きやすさと転倒時の衝撃緩和、さらには断熱性まで、高齢者の方々やお子様が安心して過ごしやすい性能を日本産業企画(JIS A 5917)に規定されたものと同等以上の性能を持つ商品(事務局が登録したものに限ります)を新設するか、既存の畳から入れ替える工事です。
商品の入荷後はすぐに施工可能で、和室の過ごしやすさや安全性が高められるためにとても有用なリフォームですね♪
事務局が登録している商品を使用した工事で、１戸あたり17,000ポイントが発行されます。
いかがでしたでしょうか？ホームエレベーターの設置はかなり大掛かりな工事になりますが、その他の工事はご検討中のリフォームにプラスアルファで検討できるものが多いですね。「今は必要ないや…」という方も、将来的な住宅改修の際に、こんな工事あったよね！と覚えて頂けたら嬉しいです😄
それでは、次回もよろしくおねがいします♪
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